- 令和5年度(2023年度)総会を行いましたのでご報告します。
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- 令和5年度(2023年度)総会報告
- 2024年5月25日(土)に東京都墨田区横網のKFC Hall & Roomsで令和5年度(2023年度)総会・講演会を開催し、東天紅第一ホテル両国店(同じ建物の2階)で懇親会を行いました。総会には当日欠席が1名ありましたが、会員23名が出席しました。また、Zoom会議室により総会・講演会を同時配信し、30名の会員の遠隔参加がありました。
- 【講演会】
- JAXA宇宙科学研究所 地球外物質研究グループ 主任研究開発員の矢田 達 博士(平成13年博了)から、「小惑星帰還試料から何がわかったか」と題する講演をいただきました。講演でははじめに人類がこれまで手に入れた宇宙からの帰還試料の研究史が紹介され、続いて現在携わっているS型小惑星イトカワとC型小惑星リュウグウからの帰還試料について、帰還直後からの取り扱い、記載・管理と研究展開の詳細を豊富な写真とともに紹介していただきました。特にリュウグウの帰還試料からは、多くの有機物が含まれていたことが報告され、太陽系初期の生命誕生の過程を大きく書き換える成果として注目されています。講演の詳しい内容は能古63号(2024年12月1日発行予定)の記事「能古会2023年度総会特集」に掲載予定です。
- 【総会】
- 物故者への黙祷に続き、令和5年度の事業、決算についての報告、令和6年度の役員(新会長・本部役員)、事業計画、予算について審議され、いずれも満場の拍手でもって承認されました。令和6年度事業の主なものは次の通りです。
- ・能古63号の出版
- ・令和6年度総会の福岡での開催
- また、審議事項として能古会会則の改正を提案しました。
- ・改正の骨子は、1)新規加入促進のため、準会員(学部学生・院生)の会費を無料化すること、2)本部幹事と支部幹事の役割を明文化すること、3)会務での出入金や会費払い込みを振替口座ひとつで管理できるようになったことから、普通預金口座を廃止して振替口座にまとめることの3つです。
- ・提案した新しい会則は、満場一致で承認されました。新しい会則は、本ホームページの「能古会とは」のページでご確認いただけます。
- 【懇親会】
- 総会と同じ建物内の中華レストラン「東天紅」で開催しました。3つの丸いテーブルを囲み、講演者の矢田先生をはじめ幅広い年齢層の会員相互によるにぎやかで活発な交流が行われました。
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- 令和4年度(2022年度)総会を行いましたのでご報告します。
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- 令和4年度(2022年度)総会報告
- 2023年6月10日(土)にTKPガーデンシティ博多新幹線口で令和4年度(2022年度)講演会・総会・懇親会を行いました。会員36名、在学生5名 の計41名の出席でした。また、Zoom会議室により講演会・総会を配信し、7名の遠隔参加がありました。
- 【講演会】
- 九州大学大学院理学研究院尾上哲治教授から、「生物絶滅・進化を誘発した三畳紀の『雨の時代』と三宝山帯の地質」と題する講演をいただきました。勘米良亀齢先生以来九大が伝統的に研究フィールドとしている三宝山帯について、詳細な微化石生層序の検討から、世界的な火成活動に起因する後期三畳紀の重要な生物進化イベントの解明が進んでいることのご紹介でした。詳しい内容は能古62号(2023年12月1日発行予定)の記事「能古会2022年度総会特集」に掲載予定です。
- 【総会】
- 物故者への黙祷に続き、令和4年度の事業、決算についての報告、令和5年度の役員、事業計画、予算について審議され、いずれも満場の拍手でもって承認されました。令和5年度事業の主なものは次の通りです。
- ・能古62号の出版
- ・令和5年度総会の東京での実施
- ・「九大地質学教室のあゆみ」(平成11年刊行)のデジタル化による有償配布
- また、能古会運営上の事項としてご意見を伺った結果、次の事項の賛同を得ました。
- ・会費納入状況確認のため、能古誌に3期分の会費納入会員名を掲載
- ・新規加入促進のため、準会員の会費無料化に向け次期総会で会則変更
- 【懇親会】
- 総会と同会場の別フロアで開催しました。4年ぶりの福岡での開催でもあり、会員相互及び現役学生諸氏との活発な交流が行われました。
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- 下記令和3年度(2021年度)総会は終了しました。
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- 令和3年度(2021年度)総会報告
- 令和3年度(2021年度)総会は,2022年6月18日(土)に東京学士会館で開催されました。当日会場には会員26名、新卒非会員 4名 計30名が出席され,また、Zoomで26名の遠隔参加があり、遠隔と対面を併用するハイブリット方式というこれまでにない新形式の総会となりました。
- なお、総会の議事につきましてはハガキやメールの返信も含め139名のうち,白票18票,無記名無効10票を除き,残り全員の承認・賛成をいただきました。これにより、令和3年度の決算、令和4年度の予算、事業計画が承認されました。併せて、新会長・新本部役員案も承認されました。詳しい報告と議事の内容は能古61号(2022年12月1日発行)を参照してください。
- なお,総会に先立ちまして,次の2題で講演をいただき,最新の海洋調査の成果報告と,重要鉱物資源確保につながる国際協力事業の在り方について,貴重で示唆に富む知的刺激を共有することができました。詳しい内容は能古61号の記事「能古会2021年度総会特集」に掲載されています。
- 講演1: 山中 寿朗 東京海洋大学教授
- 「海底堆積物に貫入するシル(sill)と堆積有機物との相互作用の解明-国際深海科学掘削計画(IODP)第385次航海成果概要-」
- 講演2: 渡邊 公一郎 九州大学名誉教授・JICAシニアアドバイザー
- 「ゼロエミッション下でのクリティカルミネラルと国際協力」
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- 下記2019年度総会は終了しました。
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- 日 時:2019年5月25日(土)
- 15:00~16:40 講演会
- 16:40~17:00 総会
- 17:00~19:00 懇親会
- 場 所:アイビーホール(Ivy Hall) 渋谷区渋谷4-4-25
- [講演会] 2Fシャロン, [懇親会] 3Fアロン
- Tel:03-3409-8181
- [最寄り駅] 東京メトロ「表参道駅」B1出口徒歩5分
- 会 費:H23年以後(学部卒) 4000円(女性割引あり)
- H22年以前(学部卒) 7000円
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講 演:肥山詠美子 九大理学部物理学科教授(理化学研究所兼務)
「少数多体系に関わる原子核物理学」
少数多体係問題とは,人間関係に例えると各人の行動様式を予測しようとするものです。1,2人の予測は容易ですが,3人以上では急激に予測困難となります。肥山先生は原子間挙動予測について世界で初めて5体問題を解決されました。この解法は将来の核融合エネルギー開発に役立つとのこと。また,先生は多くの賞を受賞されており,特に2006年の西宮湯川記念賞(40代までの研究者を対象)は,女性研究者では肥山先生唯一人とのこと。エネルギッシュな講演に大いに盛り上がりました。
講演内容につきましては、能古会誌(2019年12月発行予定)に掲載予定です。連絡先
- 能古会 福岡支部 nokokaifukuoka@gmail.com